扇風機付きベストとはなんぞや?

先日、移動中にラジオから「扇風機付きベスト」なるフレーズが聞こえてきました。

声の主ははぴねすくらぶの若松さんで、ラジオショッピングで空調ウェアをご紹介中だったようです。作業服やワークウェアの業界では空調服や空調ウェアで伝わりますが、ラジオショッピングは一般の方向けですから、なるべくわかりやすく「扇風機付きベスト」と紹介していたわけです。途中で「ファン付きクールベスト」と言い換えてみたり、「作業服業界では"空調服"と呼ばれていたり...」と表現を変えつつ紹介していました。
思わず商品ページを見に行ってしまいましたが、機能面は我々が扱っている空調ウェアと遜色なく、むしろセットのバッテリーは12,000mAhだったりと実践的。バッテリーとセットでお安く、ちょっと驚いてしまいましたね。こうやって一般的な認知度が上がって需要も増えていけば 空調ウェア全体の価格が下がっていくかもしれません。
いま作業服/ワークウェア業界では空調ウェアは多機能、高機能になっている傾向が感じられ、反射テープ付き空調ウェアやフルハーネス対応空調ウェアもたくさん出てきています。どういう方向で進化していくか興味のあるところですが、一般ニーズからのフィードバックで思いもよらない変化をすることがあるかもしれません。ちょっと楽しみです。

そうこうしていたら別の日のラジオでは、真夏の暑さ対策グッズを35年もの間見てきたというロフト社員の方が登場。まさか「ペルチェ式」というフレーズをラジオから聞くとは思いませんでした。といっても、ペルチェ式空調ウェアの紹介ではなくハンディファンのアイテムとして。ハンディファンのメインユーザーは若年層だと思うのですが、そんなところに「ペルチェ」という言葉が伝わりはじめているのかも。
そういえばソニーがペルチェ素子を使った冷温対応ウェアラブルデバイスを出した時に、テック系の業界やガジェット好きの人たちの間で話題になりました。こうして各ジャンルや業界で段々と言葉の認知度が上がっていくことで、それを使った商品というのも広まっていくのかもしれませんね。

その後日、茨城県のほうへ出張で行くことがあった際に電車を利用しまして。単線だったのもあって行き違いのため途中の駅に停車するのですが、それがどうも女子高の最寄駅だったらしく。向いのホームの学生さんがもれなく全員ハンディファンを持って顔に当てていまして...もうここまで来ると学校指定なのかというイキオイです。しかもそんな暑さなのになぜか全員が紺のベストを着てらっしゃいました。まさかウールではないと思いますが、コットンニットでも十分暑いはず。そっちはさすがに制服の指定で着用しないといけないのかもしれませんが、ニットベストを着てハンディファンを使用しているのを見ると、率直なコメントとしては「いや、ベスト脱げよ」となってしまいます。

、、、とここまで書いて思ったのですが、もしかしたら将来的に学校制服のベストが空調ウェアになったりするのでしょうか? なくもない未来のような気がしてきました...。

 

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