デニム素材のワークウエアをご紹介


ふと目にした、ローカルの冊子。
(カスタマイズプロのトーマセンイは埼玉県羽生市にあります)



...!?

...そ、そうだったのか(知ってた)



というわけで、カスタマイズプロで取り扱っているデニム製品をピックアップしました。

デニム素材のワークウエア

(藍染をインディゴ染めのデニムに強引に置き換えているのはご愛嬌)

 


先日の2024-25秋冬の展示会では、定番となっているデニム製品もいろいろと目にしました。世間ではアメカジのブーム再燃ということでヴィンテージデニムがとんでもない値段になっていると聞きます。ジーンズ1本で100万円オーバーとか、それはもう投機対象なんじゃないでしょうか...。丈夫で虫除け効果もあるということでタフな作業着をデニムで作ったのがスタートだったのになあ、なんて思ってしまいますが。<=これがインディゴ染め

ワークウエアで採用されるデニムは、カジュアル感を演出しながらもストレッチを採用して動きやすいのが特徴です。ファッションの世界ではヴィンテージを再現する方向に熱が入っているのか、わざとムラのある糸を撚って編んで作ってあったりと、快適性と真逆なのがおもしろいですね。糊をつけてゴワゴワにして自立させるパフォーマンスを見ましたが、動きやすく丈夫に仕上げるワークウエアデニムからしたら信じられません。あんなに固かったら仕事できませんね。親方にこづかれちゃう。

ただ、技術の進歩はおもしろいものでワークウエアデニムの色味もしっかりデニム感が出ていますし、ユーズド加工のレベルも高くなりました。日本は藍染の歴史がありますから、染めについてはそりゃ技術も高いだろうという話かもですが。(まだお取引のないメーカーさんなので写真がないですが)ケミカルウォッシュを現代的にリブートしていたり、あまりワーク的に寄りすぎない装飾デザインを取り入れていたりと、ちゃんと進化しています。

こちらは展示会でのSKプロダクトさんのGRACE ENGINEER'Sのキッズモデルですが、リーバイスの1stデニムジャケット(Gジャン)を彷彿とさせるデザインで良いですね。綿糸のようなイエローステッチ、折り返し部分の補強で入っている長方形のステッチやレッドタブなどにらしさを感じます。
そういえばワークウエアのトップスには、リーバイス3rdのようなダブル胸ポケットにV字の補強ステッチが入るデザインもありますね。こちらはSOWAさんのモデルですが、3rdテイストを感じます。



強引な思いつきでデニム素材を取り上げてみましたが、デニムアイテムというのは素材だけじゃなくて作業着としてのデザインのルーツにもなっているのかもしれませんね。だからヴィンテージデニムを今見てもしっくりくるのかも。
とはいえ、もしヴィンテージデニムで作業しようとしてる人がいたら全力で止めますけどね!それは飾っておくものです!

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